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ぴかいちば
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千葉県で活躍する企業の現在を
経営者インタビューで
ご紹介します。

サケの魚粉で
農業を活性化する
向後米穀~米作りもする米屋
 理想郷の母体となっている株式会社向後米穀は、私の祖父の代から始まった会社で、もともと米農家をしながら、当時の食糧管理法で定められた収穫量を越えて収穫した米を東京で販売したことから始まりました。そのうちに近所からも頼まれるようになり、正規の業者として販売許可を取得し向後商店を始め、父の代で法人化し株式会社向後米穀が誕生しました。
 この地域は米どころで、産地直送のスタイルで安く買えることを売りに販売していました。その後、法改正でスーパーでも米が扱えるようになると、産地直送の長所は希薄になり、価格競争時代へと突入しました。
※農家だった向後米穀
農業法人理想郷を作る
 株式会社理想郷を設立する事になった一番の理由は稲作農家の高齢化です。
 株式会社向後米穀では、米の販売だけではなく元々米作りもしていたため、高齢化した農家から米作りを委託したいという話がどんどん舞い込むようになってきました。普段の田んぼの世話は自分達でやっていますが、秋の収穫時期には他の農家が生産した米の集荷に追われ、稲刈りは他の人に頼んでいる状態でした。
 こんな要望が増えていくなら、法人化して人手を確保してやっていこうと決断し、4年前(2014年)に私の父が代表取締役になり法人化しました。
 当時の田んぼ2町歩(約10トン)からスタートしましたが、昨年(2017年)は33町歩(約170トン)まで増やしています。一気に増やしたので農機具や人手が足りないなどという問題も発生しましたが、年配でもまだまだ働ける方もいるので、機械持込で手伝ってもらったりして、何とかこなしています。
理想郷の設立
差別化の種
 株式会社理想郷のある横芝光町は米どころとはいえ、千葉県の多古米や長狭米のようなブランド米ではないため価格以外で競争できる差別化の方法を模索していました。
 そんな中、私が審査員をしている「米・食味鑑定士協会」の「米・食味分析鑑定コンクール」で知り合った米作りの名人の中一人、山形県の遠藤五一さんとの出会いが差別化対策のヒントとなるきっかけになりました。
 それは、横芝光町で開催している勉強会で遠藤さんから聞いた言葉で、甘くて美味しいといわれている作物には「魚粉のアミノ酸が良いと思う」という話でした。その後インターネットでも調べて、やはり魚粉が良いらしい事をつきとめましたが、未だ「らしい」という情報だけで、研究に裏付けられたものはありませんでした。そこで私は「らしい」ではなく、きちんと研究に裏付けられた新しい肥料を開発する決心をしました。
 その頃、平成25年に千葉銀行の創立70周年の記念事業として助成金がある事を知り「千葉大学・千葉工業大学と連携した中小企業向け助成制度」に「高食味な米の栽培に有効な有機肥料の設計と栽培環境の研究開発」というテーマで採用され、私と千葉大学の園芸学部との共同研究がスタートしました。 その後、研究2年目からは千葉県産業振興センターの「ちば農商工連携事業支援基金による助成事業」を受け、トータル4年間継続研究しました。今は全て自費で千葉大学との研究を継続しています。
 この肥料で作った米は美味しいと評価していただき、デパート系でも一部販売していただいております。更にルッコラやパクチー、トマト、落花生、レタス等千葉大学と共同研究している有機肥料の研究をもとに、安心安全な農作物の栽培を行っており、レストランからオーダーをいただいた野菜の栽培も始めています。
千葉大学と共同研究
サケが肥料に
 横芝光町を流れる栗山川は、サケが遡上(そじょう)する南限といわれ、栗山川漁業協同組合では、毎年遡上してくるサケを捕獲し、採卵して受精卵を希望する学校などに配布し「サケ里親事業」として孵化させています。
 私も孵化したサケは毎年3月に放流しているのを知っていましたが、採卵した後のサケが捨てられているのを知りませんでした。それは県の条例で採卵後のサケの販売や食用への利用などは禁止されているからでした。
 そこで理想郷の肥料製造の材料としてサケの魚粉を使用し、作物を作ることを提案したところ、なんと特別に許可をいただくことができました。
 この栗山川のサケの魚粉と米ぬかを使った新たな肥料作りは千葉大学との共同研究で得たノウハウが生きています。完成したサケの魚粉を使った肥料で、千葉県では八街が有名な落花生を栽培し商品化しました。甘みがあり八街産に負けない出来でした。
 株式会社理想郷は、地域の米農家の高齢化問題を解決し、肥料の研究開発で価値の高い商品を生産することで地域振興の助力となるよう努力を続けていきたいと思っています。
米と落花生
挑戦
企業名 株式会社 理想郷
事業
概要
  • 米・野菜の生産・販売
住 所 〒289-1727 千葉県山武郡横芝光町宮川526番地
電話
番号
TEL:0479-84-0505
H P Facebook:
https://ja-jp.facebook.com/kougobeikoku/
役 員 取締役 向後 雅秀
従業員 5名
資本金 1000万円
その他 【母体となる企業】株式会社向後米穀
(ご当地米・有名銘柄米・古代米・初釜うどん・お餅・おにぎり・赤飯などの炊飯加工食品の販売)
〒289-1727 千葉県山武郡横芝光町宮川526番地
TEL:0479-84-0505
HP:http://kougo.net
従業員:11名
資本金:1000万円
資格:農産物地域登録 検査機関
(2018/2/13)

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