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チバビズドットコム制作委員会がご紹介します。

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バックナンバー(73~84)
Googleアドセンスへの税務情報の提出(二重課税を回避)
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1.Googleアドセンスの登録
ブログやYouTubeといったSNSでの収益をGoogle広告などから得る場合は、Googleアドセンスというサービスへの登録が必要です。アカウント作成の際には名前から住所、電話番号などの正規の個人情報を登録することになります。
Googleアドセンスの情報は、広告掲載等による収益の振り込みを得る場合だけでなく、逆に広告を出したり何らかの購入や課金に関しての支払いを行う場合にも利用されます。のちのち口座情報の設定も必要になりますので、正確な情報を入力しておきます。
2.税務情報の提出
Googleは海外のサービスであり、日本人への支払いが有った際に、そのままでは海外と日本の両方で課税されてしまい、いわゆる二重課税になってしまいます。こういったことを回避するために各国間で租税条約が結ばれています。
日本在住のGoogleアドセンスユーザの場合は、シンガポールへの税務情報の提出が必要となります。税務情報の提出は、スキャナなどで取り込んだ画像をGoogleアドセンスの管理画面からアップロードする形で行うことができます。歪んでいたり、霞んでいたり不鮮明なデータだと承認されない場合がありますので出来るだけ綺麗な画像データを用意します。
3.居住者証明書
税務情報の提出はマイナンバーカードのコピーで可能という情報も散見されますが、実際には承認されません。承認されなかったという通知には「居住者証明書」という記述があり、本来税務情報として用意しなければならないのは、この居住者証明書です。
居住者証明書は税務署で発行してもらえる証明書です。直接申請しに行くことも出来ますが、郵送での対応も行っており、その場合は申請書式2通(同一内容の記入)、マイナンバーカードなど身分証明書のコピー、返信用封筒・切手を封筒にまとめて郵送します。加えて、会社員の場合は住民票の写しか昨年の源泉徴収票の写しも同封が必要です。居住者証明書が届き次第、管理画面から画像データをアップしましょう。
税務情報の提出は遅れれば、そのぶん損してしまう可能性もあります。通知が来た際は速やかに正しい手続きを行い、提出を済ませておきましょう。
次回は、アスペクト比についての情報の掲載を予定しています。
(2024/09/10)
SPFレコード
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1.SPF
SPFはSender Policy Framework(センダー・ポリシー・フレームワーク)の略で、電子メールにおいての送信側のドメイン認証のひとつで、不正なメールを排除する仕組みとして、DKIMやDMARCと併せて活用されています。
DNSの仕組みを利用して、差出人のメールアドレスが他のドメイン名になりすましていないか検出することが出来る技術であり、DNSに登録されたドメインとIPアドレスが一致しなければ送信元が詐称されていると判断できます。
2.SMTPにおける差出人メールアドレスの詐称
メール送信のプロトコルであるSMTP(シンプル・メール・トランスファー・プロトコル)では差出人のメールアドレスを誰でも自由に名乗ることができます。PHPでメールフォームを作成するような場面でも実は送信アドレスは自由に指定が出来ます。そのため、送信元のアドレスを見るだけではなく、文面などからも詐欺かどうかを見定めなければなりません。
SMTPの規定当初はスパマーによる、現在のような大量の詐称が想定されていなかったため、これがセキュリティ上の欠陥として表面化することになりました。この対策の一つとして登場したのがSPFです。
3.SPFレコードの記述形式
A(Address)レコードは、IPv4でホスト(ドメイン)名とIPアドレスの関連づけを定義するレコードです。「www」などのホスト名に対してVALUEとしてグローバルIPアドレスを入力することによって、サーバへの名前解決(ドメインとIPアドレスの紐づけ)が行われ、ホームページのデータを閲覧者へ提供することができます。
MX(Mail Exchange)レコードは、DNSサーバがメールを何処のメールサーバに送ったらいいのかを分かるようにするためのレコードです。これが間違っていると送られてきたメールがメールサーバへ送られないため、ドメインメールに対して送信されたメールを受信することが出来ません。
利用しているサーバによって、自身で専用の画面から設定をしたりサーバ会社に依頼して設定をしてもらったりすることができます。自身で行えるかどうかを、共用サーバにするのか専用サーバに近いものにするのか選ぶ際の判断材料にもしましょう。
次回は、Googleアドセンスへの税務情報の提出についての情報の掲載を予定しています。
(2024/08/09)
DKIM
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1.DKIMとは
DKIM (DomainKeys Identified Mail)は電子メール利用において、送信側のドメインを認証する技術の一つで、 メール送信時に送信元が電子署名を行います。受信者がその署名を検証することで送信者のなりすましやメールの改ざんを検知できると言われている仕組みです。
署名などの情報はメールの表面上では見えていませんがメールの裏側に記述されており、メールソフトやプロバイダ、メールサーバなどは必要に応じて参照しています。
2.DKIMの設定
利用中のWebサーバがDKIMに対応すると何かしらの通知があります。サーバによって手順が異なるため、通知の際に設定方法についても案内されるはずです。DKIMは鍵情報を利用した署名の検証を行うため、公開鍵情報の生成と設定を促されるのが一般的です。
使用しているサーバによっては専用の画面を用意してくれているところもありますが自由度の高い専用サーバなどでは少し面倒な場合もあります。共用サーバのほうが比較的簡単な設定環境が用意されている傾向があります。
3.DKIMを設定しないと
Googleより、なりすまし・迷惑メールの防止のためにSPF・DKIM・DMARCの設定をするようにとの通達がありました。これは単に迷惑メール防止のためにやったほうが良いという程度の話ではなく、メールを送信している側が設定をしていないとGmailアドレスにメールが届かない可能性があるといった内容です。
1日5000件以上のメールを送信している場合はSPFとDKIMの両方を設定しなければならず、5000件未満の場合はSPFかDKIMのどちらかを設定しなければならないとされています。
なりすまし・迷惑メールの量は日に日に増しています。単に不要なメールというだけではなく、実害を及ぼすものも多数ある状況に対応する仕組みへの取り組みが必須になってきています。重要なメールが届かないといったことが無いよう、対応しておきましょう。
次回は、SPFについての情報の掲載を予定しています。
(2024/07/10)
YouTubeを利用した動画公開
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1.YouTubeチャンネルの作成
現在のYouTubeはGoogleのサービスに含まれており、Googleアカウントがあれば無料でYouTubeアカウント(チャンネル)を持つことが出来ます。動画の閲覧はアカウントが無くても可能ですが、コメントやチャットなどのコミュニケーションにもアカウントが必要になります。
アカウントが作成されるとチャンネルも自動的に作成されます。動画を何もアップしていない場合は、「このチャンネルにはコンテンツがありません」と表示されます。ちなみにコンテンツがないチャンネルに対してもチャンネル登録することは出来ます。
2.YouTubeの管理画面
チャンネルを持つと管理画面が設けられ、そこから動画をアップロードや、チャンネルの情報や設定を変更することが出来ます。また、アナリティクスで動画の解析データも見れるようになります。チャンネルが特定の条件を満たしているかどうかで配信できるコンテンツの仕様に多少の差が有ります。
YouTubeにアップロードした動画は、ホームページに埋め込んで閲覧者に観てもらうことも可能です。自身で利用しているWebサーバに直接置くのではなく、YouTubeを経由するメリットの一つは再生時に、状況に合わせて最適化された解像度の動画になり、閲覧者側の通信負担が大きくならないように調整される点です。動画を配信する際は離脱率を下げる意味でも、観る人に対しての配慮も大事です。
3.YouTubeチャンネルによる収益
2024年現在では収益化の基準が改正され、過去90日間の間に3本以上の動画がアップロードされていて、チャンネル登録者が500人を超え、さらに年間再生時間が3,000時間を超えていれば広告収入を除いた収益を得ることが可能になりました。今までの基準通りにチャンネル登録者が1,000人を超えて年間再生時間が4,000時間を超えている場合は広告収入も含めた全ての収益化が可能とされています。
収益化されたチャンネルで広告収入をオンにすると、広告が動画の再生中に表示されるようになります(収益化されていないチャンネルでも一部表示される場合があります)。チャンネルとは別にECサイトで商品を販売している場合にチャンネルからリンクすることも出来ます。販促を行いつつ、さらに広告で収益を得られる形にしている企業チャンネルも多くみられます。
YouTubeだけでなく様々なSNSが普及して、誰でも動画やコンテンツを発信できる時代です。多くの方が目にする機会が増えると、良い効果を得られる場合もあれば、いわゆる炎上を起こしてしまう場合もあります。発信するコンテンツについては、よく精査するようにしましょう。
次回は、DKIMについての情報の掲載を予定しています。
(2024/06/10)
Googleサーチコンソールの組み込み
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1.Googleサーチコンソール
Googleアナリティクスと同様にGoogleが提供するSEO関連のツールの一つです。Googleアナリティクスと似たようなものに見えてどう使い分けるのか分からないといった声も聞かれます。大まかに言うと以下のような機能的な違いがあります。
<Googleアナリティクス>
指定期間におけるアクセス数やアクセス時間といったサイトの利用状況に関する情報の閲覧、解析についての設定等が行える。
<サーチコンソール>
Googleへのインデックス申請や登録状況確認、HTML等のデータに関する改善についての情報、お知らせの確認などが行える。
2.組み込み
アナリティクス同様にGoogleアカウントが必要となります。アナリティクス用に取得したアカウントでプロパティ(設定)を作成して連携の手続きをすれば、アナリティクス・サーチコンソール間で一部の値を共有することができます。その際の本人確認のために『サイトの所有権』の確認というステップが入ります。これは対象のサイトの正規の制作者・関係者であることを確認する為のセキュリティ対応です。管理ページからダウンロードできるHTMLをサーバにアップする(できる)ことで所有権を確認する形もありますが、予めアナリティクスが埋め込まれていればより簡単に設定が完了する場合があります。
サーチコンソールはアナリティクスと違い、URLの一部が変わった際に管理対象のURLを変えるという設定変更が出来ません。SSLを導入したような時に『http://~』で設定していたプロパティでは『https://~』での正確な値を管理することができないので『https://~』用のプロパティを新たに作成することになります。
3.設定
頻繁に使用するのが、『クロールリクエスト』です。これを行うにはサイトマップ(※サイトマップのページとは別物)を作成して、ルート階層にアップロードする必要があります。このサイトマップはXMLと呼ばれるデータ形式で、サイト内のページの構成を記述した設定ファイルのようなものです。自作も可能ですし、ネット上のツールでも作成は可能です。
このデータをもとにGoogleにクロールしてもらうことで、インデックス登録や検索結果への反映を促せます。インデックス登録が行われるまでは検索結果に今の内容のページがかからないので、新しくなった情報を早く見てもらうために重要な作業です。
SEOにおいてアナリティクスとサーチコンソールは2つで1つのセットのような関係です。アクセス状況やデータ状況、登録状況など、各種情報を取得してサイトの改善に役立てましょう。
次回は、YouTubeを利用した動画公開についての情報の掲載を予定しています。
(2024/05/10)
Googleアナリティクスの組み込み
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1.Googleアナリティクス
言わずと知れたGoogleの解析ツールで、稼働中のかなりの数のサイトに組み込まれています。代表的な検索エンジンのGoogleが提供しているツールということで、データの信ぴょう性やツールとしての性能の信頼度は高いと考えられています。
運営サイトのアクセス数を伸ばしていくことを考えているのなら、その参考値を取得するためのツールとして仕込んでおいた方が良いでしょう。サイトマップの登録やクロールリクエストをかけられる、『サーチコンソール』との連携も可能です。
2.Webサイトへの組み込み
Googleアナリティクスを使用するには、まずGoogleアカウントが必要になります。Googleアカウントでログインしたうえで、Googleアナリティクス管理用のアカウント『Googleアナリティクスアカウント』を作成することで使用できるようになります。
サイトについての基本設定を行ったら、解析を行うためのコードを取得出来ます。解析を行いたい全ページのHTML・PHPにコードを埋め込むことで組み込みが行えます。このコードは『トラッキングコード』と呼ばれ、複数のトラッキングコードを埋め込むことも出来ます。組み込んだはずなのに集計が取れていないような場合は、コードが間違っている可能性があります。管理画面から見れるトラッキングコードとの比較、その中に書かれているIDとの一致なども確認しましょう。
3.解析値
正常にGoogleアナリティクスの埋め込みが完了すると、1日に何回のアクセスがどのページにあったか、どのページが何秒・何分見られているか、どんなブラウザで見られているかなど、様々な情報を取得することができます。この値を単なる値してだけ見ると『上がった』・『下がった』という見方に留まり、解析値が生きてきません。長期的にデータの傾向を全体で見ることで、不要なコンテンツであったり強化すべきコンテンツを検討するのに活用できます。
単にアクセス数が多くても滞在時間が短かったり離脱率が高かったとしたら、検索から辿り着いた人にとっては検索にかからなくてよかったページだということなので、当然目標を達成する結果には繋がりません。これは動画の再生回数と再生時間との関係をイメージすると分かりやすいかも知れません。『タイトルに惹かれて観にきたのに内容が全く違って騙された』、アクセス数だけが多くて滞在時間が短い、離脱率が高いページもきっと同じような印象を与えています。
今回はGoogleアナリティクスの組み込みについてご紹介しました。もしもまだサイトに解析ツールの類を組み込んでいない場合は、検討してましょう。これから作成するサイトであれば予めGoogleアナリティクスアカウントと埋め込みコードを取得しておいた方が作業は多少らくになります。
次回は、サーチコンソールについての情報の掲載を予定しています。
(2024/04/10)
Googleアカウント
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1.Googleアカウント
Googleは、『Googleマップ』、『Googleカレンダー』、『Gmail』、『Googleアナリティクス』、『サーチコンソール』、『Blogger』、といった沢山のサービスを提供しています。
スマホではandroidであれば、ブラウザとして『Google Chrome』、アプリの管理ツールとして『Google Play』など、Googleが関係するツールを何も意識せずに使用しているでしょう。Googleアカウントは、これらのサービスを使用するのに必要なアカウントであり、無料で作成することができます。
2.Googleサービスの利用
Googleアカウントの作成が済むと上で挙げたようなサービスを無料で使用することができます。他のフリーメール系アカウントと同様にアカウントを作成すると、そのアカウント専用のネット領域が確保され、各サービスはブラウザ上で使用することが可能になります。この概念を理解するのに分かりやすいのがGmailです。メールは通常はPCやスマホなどで受信して、機種に保存されたメールデータで返信や転送といったことを行っていますので、機器で受け取って送っているというイメージです。対してGmailで受信したメールは機器には保存されておらず、ネット上のメールボックス内に存在します。
スマホなど手元にある機器でGoogleアカウントでログインすれば、どこでもメールを読んだり返信したりすることが可能です。つまりツールに対応しているブラウザとネット環境さえあれば、場所を選ばずにメールのやりとりが行えることになります。
3.Googleアカウント利用時の注意
アカウントを作成すると各サービスを使用できます。この際に単独のアカウントで全てのサービスを利用している場合は、仮に漏洩した場合は全てのサービスを触れてしまうことにも繋がります。対策として、ログインできる端末の限定や二段階認証を取り入れることで、もしアカウント情報を他者が不正に入手できてしまった場合でもログイン出来ないようにすることが可能です。
手間にはなりますが、リスクを分散させるためにサービスごとにアカウントを分けるという考え方もあります。分けるかどうかについては各サービスで使用している情報の重要度や携わる関係者の都合なども判断材料になります。
Googleアカウント(Googleサービス)はPCやスマホを使用するうえでとても便利なものです。各サービスの特性が理解できればビジネス上でも役立つ機会は多いでしょう。目的を実現するためのツールとして活用しましょう。
次回は、Googleアナリティクス組込についての情報の掲載を予定しています。
(2024/03/08)
Webシェル
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1.Webシェルとは
シェルとは利用者とカーネル(OSの中核)とを繋ぐ役割を果たして、間接的にコマンド操作を可能にするようなプログラムを指します。WebシェルはWeb上で動作するシェルプログラムの総称で、様々な⾔語(PHPやPerl、Python)で作成されています。
一度サーバに設置されるとバックドア(不正に侵入するための入口)として機能して、自由にサーバ処理のコマンドを実行されてしまいます。その結果サーバに保存されている情報の漏洩やサーバの機能停止など様々な被害が発生する可能性があります。
2.主に狙われる対象
大量のプログラムで構成されるCMS、その中でも利用者が多いうえに脆弱性が問題になることが多いWordPressがサーバに入っているところからの報告・相談が多い傾向があります。
大手であるMicrosoftのサービスも狙われたりもしていますが、オープンソースであり強力なサポート体制があるわけではないWordPressは特に狙いやすく、一般の方では必要な対策が困難なため、被害にあう数は多くなっています。
3.影響
バックドアとして機能して自由に出入りが出来てしまうため、サーバに接続したりログインしたりする必要もなく外部からコマンドを実行することが可能になってしまいます。
具体的には偽のページをサーバ上に追加したり、悪意のあるページへ誘導したりするためのPHPを追加するなど、本来の管理者の意図とは関係なく、不特定多数のユーザに対して被害を与えてしまう行為が出来てしまいます。
Webサイトを活用しているほど、一度仕込まれてしまうと被害はとても大きなものになるでしょう。安易にCMSが導入されているサイトも多いですが、こういったことへの対策として最新の環境維持の徹底が必須であることは理解しておきましょう。
次回は、Googleアカウントについての情報の掲載を予定しています。
(2024/02/09)
データベース
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1.データベースとは
関連し合う情報を効率よく管理できるデータ構造・仕組みです。これだけでは分かりにくいと思いますが、見た目で言えばエクセルの表のようなデータが沢山あって、お互いをリンクして参照しあっているようなイメージです。リンクしているので、共用しているデータ部分を編集したり追加したりすれば、各々に反映されます。
データベースへの基本処理としては、『抽出』・『編集』・『追加』・『削除』といったものがあります。
そのデータは通常はHTMLやCSSのようにFTP接続した領域では見えません。その為、FTPアプリケーションでデータの単純移動を行うようなことが出来ません。
2.Webサーバのデータベース
OSの環境やシステムの処理方法などによって、対応するデータベース言語は色々な種類がありますが、現在Webにおいて一般的な言語の一つが『MySQL』というデータベースです。Webサイトから操作をするにはプログラムが必要ですが、MySQLと相性が良いと言われているのが『PHP』です。それを物語るように、この2つはサーバのスペックを確認すると必ずといっていいほどバージョン情報があります。
データベースの設定やユーザ登録、テーブルの操作などをブラウザから行える『phpMyAdmin』というツールがサーバにインストールされていれば、より視覚的に確認することも可能です。ただ、手作業での直接操作になる為、誤って丸ごと消してしまうといった大事故も有り得なくはないのでエクスポートなどによりバックアップをとってから操作するなど慎重に取り扱いましょう。
3.Webでデータベースを必要とするケース
Webサイトにおいて、申し込み情報や注文情報といった何らかの情報を『記録・保持』しておくためにはデータベースが必要になります。CMSも記事情報や管理ユーザ情報などを記録・管理することになりますので、同様にデータベースが必要です。
データベースが使用できるサーバ環境でなければ、上記のような仕組みは導入できない為、導入が必要なのであればサーバ移転やプラン変更といった対応が必要になります。移転する際にはサーバのスペックがシステムを稼働させる条件を満たしていることを確認しつつ、オーバースペックで無駄なコストが増えるようなことにならないように注意も必要です。
データベースにもバージョンが存在し、定期的にバージョンアップが行われます。セキュリティに関わってくる場合も多いので、関連する通知を見逃さないよう注意が必要です。PHPと併せて余裕を持ってバージョンアップ対応を行いましょう。
次回は、Webシェルについての情報の掲載を予定しています。
(2024/01/10)
オープンソース
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1.オープンソース
ソフトウェアのプログラムとして記述されている『ソースコード』を無償で公開しているような形を指します。プログラムの知識がある人がエディタで開けば、実際にどういったつくりになっているのかを読み取ることが出来ます。
自分が必要とする機能を実現できるように、独自に改造したり再配布したりすることも可能です。
プログラム単体ではなく、複数プログラムで構成されるシステム全体の仕様・ソースをオープンにしているシステムを『オープンシステム』と呼びます。
2.メリット
ソースを無料で入手することが出来るのでプログラムに関して一定のスキルがある人であれば無料で機能を導入することができます。前述の通り、入手したソースはそのまま使用するだけでなく、自分が必要としている機能を実現するのに不足している部分を付け足したり、適合しない部分の条件を書き換えたりして使用することも制限なく可能です。機能を実現するために使えるソースは殆どの場合、複数あるので迷うはずです。
どれを使うかの判断基準として、拡張・改造の容易さがとても重要です。他で似たような機能をつけようと思った時に以前使用したソースを再利用するケースを想像して、選ぶと良いでしょう。
メーカーが開発して販売しているものと違って無料なのであくまで自己責任での使用となりますが、仕様によっては時間・コストを大きく省ける可能性があります。
3.デメリット
いい所ばかりのように思えますがデメリットもあります。仕様やソースが全て公開されている為、悪意のある技術者にとっては格好の的になります。プログラムの制御が全て見えてしまっているので、どこからなら侵入できるか攻撃できるかが探しやすくなってしまっているわけです。オープンソースで配布されているCMS等で頻繁に『脆弱性が~』『セキュリティに問題が~』といった理由でバージョンアップが行われているのは、その対策であり、それだけ使用中のオープンソースのシステムが狙われているということでもあります。
また、有料ではないので何か問題があっても問い合わせや相談に常に対応してくれる方がいるわけではなく、基本的に対応はすべて自分で行わなければならない点も重要です。自分である程度の改修が可能であることが確認出来てから導入を決めるのが理想です。
言葉自体はよく耳にするものの、自分がオープンソースを使用しているのか、どれがオープンソースなのかは意識することはあまり無いかも知れません。導入したが為に起こり得る問題も少なからずありますので、メリット・デメリットを理解したうえで過度の使用は控えて自分の対応可能範囲内で使用していきましょう。
次回は、データベースについての情報の掲載を予定しています。
(2023/12/08)
プログラムの学習
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1.Webサイトに関連するプログラム類
サイトデータを作る際に作成することになるコード・プログラムの種類は複数あります。HTMLやCSS、JavaScript、PHP、Perl等々、手作りで作成するつもりなのであれば、色々と修得する必要があります。全てを手作りで作成しない場合でも、障害が起きた際や部分的にカスタマイズするような時にはある程度の知識と技術がなければ対応することが出来ません。
CMSであれ、ASPであれ、最終的にはHTMLを生成してページを表示させています。HTMLやPHPの基本を知らない場合、このソースを見ても問題点に気づくことが出来ません。
CMSでサイトを運営するから、HTMLやPHPといったプログラム類が分からなくても大丈夫というのは、この先何の問題も起きず、一切のアップデート対応も必要としないことを前提とした話であり、長く運用していれば必ず発生する障害までを見越せば明らかな間違いです。少なくともHTMLとPHPに関しては必須と考えたほうが良いでしょう。
2.仕様により、必要なものが異なる
ページ本体の構成要素となるHTMLやCSSの表示を制御する系統と、表示させるだけでなく動作を伴わせるJavaScriptやPHPのような系統があります。シンプルにいつも同じ内容を表示だけすれば良いサイトであれば、まずはHTMLとCSSを習得すれば作成自体は行えるようになります。
マウスで触れた時やボタンを押した時、読み込む端末の種類によって、表示を変化させたいと考えているのなら、加えてJavaScriptやPHPも学習していく必要があります。スライドやプルダウンメニューなど、視覚的な動作をつけたいのであればJavaScript、問い合わせフォームのような機能的な動作をつけたいのであればPHPを学習する必要が出てきます。
3.何から手を付けるか
ページを表示する以上、絶対に必要になるのはHTMLです。まずは1ページだけで構わないので、別途用意した画像データ(png・jpg・gifなど)を使ってページとして形にしてみると良いでしょう。単独ページでの制作に慣れ、ページ追加を行う段階に入ってきたら、HTMLとは別にCSSを作成して、複数のページで同じレイアウト設定を共有する形を理解し、取り入れていくと良いでしょう。これには各ページで共通する表示項目を整理していけるスキルとセンスが必要とされます。
慣れてくるとCSSの内容もまとまってきて、表示負荷を下げたサイトに近づいていきます。その後にjQuery等を活用しつつJavaScriptで動きをつけていく為の学習をし、メールフォームや動的なページの作成の為にPHP、さらにシステマチックなものを求めるのであればMySQL等のデータベース言語も学んでいくと良いでしょう。
普段見ているようなサイトをイメージしていると、色々なコード・プログラムが最初から必要になってしまう為、うまくいかないことが続きすぎて挫折してしまう可能性が高くなります。まずは欲張らずにテキストを表示する・画像を表示する、CSSによってレイアウト・見た目を変化させるといった所から確実に習得して、徐々にJavaScriptやPHPといったプログラム類にも手をつけていくのが良いでしょう。自由に使用できるサーバが無い場合は、PHPの動作チェックにはローカルに動作環境を構築する必要があるので、まずは手軽に試せるJavaScriptから手を付けるのが良いでしょう。
次回は、オープンソースについての情報の掲載を予定しています。
(2023/11/10)
Webフォント
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1.Webサイトにおけるフォント
私たちが見ているサイトのフォントはCSSに記述されたフォント指定によって読み込まれています。どのようなフォントデータを持っているかは、媒体やOSなどによっても変わってくるため、制作者の意図したフォントで表示されるとは限りません。
CSSで指定する際は複数のフォントを指定すれば、記述されている順に閲覧環境にあるフォントかを判別して、合致したフォントを読み込んでくれますので複数指定が基本です。
2.Webフォント
本文などは、ある程度イメージに近ければ良いのですが、タイトルや画像にかかるテキストをデザインのイメージ通りに表示したいような場合には画像にしてレイアウトする方法が通常はとられます。検索エンジンが画像の内容までも認識しつつあるとはいえ、やはりテキストのほうが確実です。
テキストとしての形式は保ちつつ、さらにイメージに近いフォント表示を実現する手段として「Webフォント」という形が用意されました。制作者側はあらかじめ、使用したいフォントデータをWebサーバにアップしてCSSでそれを指定するか、Webフォントを提供するGoogleなどのサーバを指定すると、閲覧者のブラウザにフォントデータをダウンロードして表示させます。これにより、一般的な閲覧環境には無い特徴的なフォントでの表示を実現することができます。
3.Webフォントの課題
Webフォントは仕組み的には制作者側の希望をある程度かなえてくれるものですが、まだ課題もあります。一番の課題はそのデータ容量の大きさです。欧米などでは数百KB程度で済みますが、日本語は英数字・記号以外にもひらがな・漢字・カタカナといった大量の文字パターンを持っているため、MB以上のデータ容量に達します。
これをダウンロードして表示させられる利用者には、大きな負担をかけてしまいます。定額利用のPCでの有線のインターネット利用なら、ダウンロード時間・料金も気にならないですが、PCに比べればまだ低速で通信データ容量が利用料金に直結するプラン利用者が多いスマホでは、嫌がられるでしょう。
革新的なフォントの指定方法として出てきたWebフォントですが、特に日本の環境ではまだ実用面での課題があります。Webサーバ側と利用者側の安定した高速通信が必須になるので、使用するかは状況を見て慎重に判断した方が良い段階です。
次回は、プログラムの学習についての情報の掲載を予定しています。
(2023/10/10)
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