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バックナンバー(25~36)
ASP
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1.ASPとは
ASPとは、アプリケーションサービスプロバイダの略で、独自のアプリケーション(ソフトウェア)をインターネット越しに提供するサービスを指し、例としてショップサイトを作成・運営出来るようなサービスなどが該当します。
ソフトウェア・ハードウェア共に業者側に存在している為、制約のある範囲での使用になりますが、障害があった際等にも適切な対応をする義務がある為、自社管理のサーバに設置されるシステムよりも安心感があります。
2.ASP業者の対応
基本的には自社開発製品である為、関連する技術者が社内におり、障害発生時の対応は的確でそのシステムに関しては柔軟で迅速な対応をしてくれる場合が多いと思われます。
自社で借りているWebサーバで動かす仕組みの場合、サーバ環境の変化の影響をもろに受けます。
PHP等のバージョンがいつの間にか上げられてしまい、面食らうこともあるでしょう。
対して、ASP業者はサーバも管理しており、前もってバージョンアップ後の対応も済ましておく義務があると言えますので、利用者側が突然の障害で対応に焦らされることは少ないでしょう。
3.問題が起きた時・分からないことが出て来た時
便利なASPですが、機能が充実していればいるほど、管理画面での操作や管理メニューも多く、やり方が分からないといった状況に陥ることが多発します。
大抵の場合、書面化されたマニュアルは分かりづらいものです。
最近はブラウザ上でマニュアルページを閲覧できるタイプも増えてきており、目的の情報に辿り着きやすくなってきています。
電話でのやりとりは詳細が伝わりやすい反面、要する時間がとても長くなる傾向が強いため、問い合わせもメールフォーム等から受け付けているのが主流です。
電話で口頭で状況を伝えるのが手っ取り早く思えるかも知れませんが、メール用に文章を作成すると自然と状況を整理出来るようになっていきます。
調べる側も文面で受けたのであれば読んで理解してから、じっくりと調べることが出来るので、より詳しい回答を返すことも出来ます。
現在の社会情勢では、ショップサイトなどのASPを使用する機会も増えていく傾向にあります。
それぞれのサービスで仕様が異なっており、分からないことや問題が起きる場合もあります。メールやチャットでのやりとりが主流となっている今、そういった問題・内容を整理して伝える能力が求められるようになってきていますので普段から、何をしたら何が起きて、どんな支障があるのかなど伝えるべき項目ごとに整理する習慣を身につけましょう。
次回は、Wi-Fiについての情報の掲載を予定しています。
(2020/8/7)
プロキシサーバ(代理サーバ)
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1.プロキシサーバ
『プロキシ』とは直訳では『代理』という意味で、おおよそ下記のような役割として説明されています。
  • ・内部ネットワークからインターネット接続を行う際、高速なアクセスや安全な通信などを確保するための中継サーバ
  • ・インターネットに直接接続できないコンピュータの代理として接続してアクセスなどを行うサーバ
    IPを知られたりするような外部とのやりとりは個々のコンピュータでは行わずに、プロキシサーバに行ってもらうようなイメージです。
2.メリット・デメリット
キャッシュ機能が実装されており、プロキシサーバのHDDにデータが保存され、結果的に通信の高速化に繋がります。
外部と通信を行うのがプロキシサーバのみになることで匿名性が確保されたり、利用許可する内部ユーザの設定等でセキュリティ向上も期待できますが、設定によっては逆に情報漏洩に繋がるといったリスクもあります。
無料で使用できる公開プロキシサーバが存在しますが、情報を抜き取る悪意のあるものも存在するため、不用意に使用しては危険です。
3.リバースプロキシサーバ
使用しているWebサーバの仕様・スペックによっては一部の機能(例えばTLSなど)を実装できない場合があります。こういった場合には一旦、証明書をインストールしたプロキシサーバを経由してからWebサーバにアクセスさせるといった形があります。
個々の『利用者とインターネット』の間に位置するプロキシサーバに対して、リバースプロキシサーバは『インターネットとWebサーバ』の間に位置する形になります。
プロキシサーバは利用者とセットで『クライアント』、リバースプロキシサーバはWebサーバとセットで『サーバ』というように、どちら寄りで機能するのかで見た方が分かりやすいかも知れません。
とても古いWebサーバのプランを契約している場合などに、この方式をサーバ会社から提案されることもあり、DNS関係の設定変更が必要になる場合があります。
便利そうである一方、匿名性の確保といったメリットを利用した悪意のあるサーバ運用者も存在しますのでプロキシサーバを利用する際は注意しましょう。
次回は、ASPについての情報の掲載を予定しています。
(2020/7/10)
現在のSEO
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1.昔のSEO
SEOという言葉が広まりだした頃はまだ検索エンジン側の理解力はとても弱いものだとみられていました。機械的に処理されるだけでコンテンツそのものの意味を理解することは出来ない為、単純に値を見ることでサイトの性能を計っていたとみられています。
キーワード設定やディスクリプション、本文中に散りばめられたテキスト内に、検索ワードがどれだけ入っているか、単語や数を値として捉えて、検索されたワードと合致するものとして検索結果に表示されていると解釈されていました。
2.SEO業者
SEO業者が乱立していた時期があったのも、仕組みのシンプルさ故にグレーな施工が通用してしまっていたからと言えます。極端な例ですが、このアルゴリズムでは『ノートパソコン』が大流行して、『ノートパソコン』で検索する人が爆発的に増えていたとして、自分のサイトでは『ノートパソコン』を取り扱っていないにもかかわらず、キーワード、ディスクリプション、本文に大量に『ノートパソコン』というワードを散りばめるといったようなサイトが結果的に大量に発生してしまっていました。
本来探している情報と関係のないサイトに誘導される、利用者にとっては非常に迷惑な話ですが、とりあえずサイトを訪問させて購入の可能性を得るという目的は達成できてしまう為、なりふり構わずグレーな処置を行う業者が利益を得られる時代でした。
3.現在のSEO
これもまたいつ変わるかは分かりませんが、『キーワード』や『ディスクリプション』は検索結果に影響しない、本文中に大量にキーワードを散りばめても今は、キーワードやディスクリプションを見ていない、その部分で有利になることはないとのアナウンスがされました。
厳密には、ディスクリプションは検索結果で人が目にする場合がある為、検索結果に表示されてから訪問される数には影響を及ぼす可能性があり、SEOに全く無関係というわけではないと見られていましたが、ディスクリプションではない本文の一部が表示されるようなこともあります。
検索エンジンがどれほどの理解力を持つところまで発達しているのかは不明ですが、画像に書かれた文字や画像自体が何を意味しているのかまでも、読み取れるようになってきているとも言われています。文章中に一生懸命キーワードを散りばめても、見た目の情報を得る画像がまったく無関係なものであっては、そのページは検索結果に適さないと判断されてしまうのかも知れません。
現在は昔のような裏技は通用しないようになってきていると言われています。
単に検索結果に表示させる情報を掲載するという発想ではなく、検索で辿り着いた人に『求められている商品』を提供できるようになり、『欲している情報』を提供できるようにしていくことが必要です。
次回は、プロキシサーバ(代理サーバ)についての情報の掲載を予定しています。
(2020/6/10)
CSSの基本3
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1.CSSの対象指定
CSSには、適用する対象を指定する項目があります。通常の場合は全てを対象にして適用されますが、プリントの時にだけ適用させるCSSといった指定も可能です。
特に適用される対象の指定が無い場合は、閲覧時・プリント時、全ての場合に読み込まれます。
なぜ、こんなことが必要なのか、それはサイトの幅などのサイズが様々になっていたり、つくりがそもそも荒かったり、ものによってはうまくプリント出来ないようなケースもあるからです。
ブラウザには『印刷』というメニューはあるものの、本来は『印刷』を前提といない為、もともとは対応していないということを理解しておきましょう。
画面で見るぶんには大丈夫なのにプリントしたら、コンテンツ部分が白紙だったり、はみ出してしまっていたりするサイトがあるのはそのためです。基本的に対応していないという前提でプリント用のCSSを別個に作成しています。ものによっては結構な時間を要する場合もあり、有料オプションで対応していたりもします。
ブラウザの中では閲覧時とプリント時を区別しているのです。
2.媒体の多岐化によるCSSの変化
当初はサイトはPCのみ、おまけとして携帯電話(ガラケー)で見れる程度の範囲だった為、ガラケーにも専用の小規模のサイトを用意して対応していました。
しかし、スマホをはじめとする持ち運びが容易な携帯媒体が普及し、タブレットやゲーム機など、外に持っていける機器にネット機能があるのは当たり前といっていい状況です。
ガラケーが主流だったころとは違い、媒体の解像度・縦横比率なども様々でそれぞれに専用のサイトを用意することは非現実的になりました。
そこで、サイトのHTML自体は兼用でCSSで表示を切り替えるという方式が普及してきました。
PC用と携帯媒体との仕様の違いから、PCでのみ有効な設定やスマホでのみ有効な設定も用意されています。
例としてPCではマウスを乗せた際の変化の設定がありますが、スマホではマウスを乗せるという概念がありません。
CSSの切替はJavaScriptなどによるキャリア判別(何で見ているかをチェックする機能)でPC専用CSSを読み込ませたりスマホ専用CSSを読み込ませる方式、キャリアは関係なくサイズ判別(媒体のサイズを見て判別)により、幅が300px~600pxの場合の設定、600px~900pxの場合の設定という形で単一のCSS内に全て記述する方式などがあります。
CSSは共用できるレイアウト情報を一元管理できるデータではありますが、実際は1つのCSSだけでサイトは構築されていません。印刷のこと、どの媒体にまで対応させるかといった仕様に基づいて、複数のCSSをいかに効率的に共用できるかを考えて設計出来るようになりましょう。
次回は、現在のSEOについての情報の掲載を予定しています。
(2020/5/8)
CSSの基本2
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1.CSSの使い方
CSSを使用するには、CSSファイルにスタイル設定を作成し、それをHTML内の該当要素に関連付けてあげる必要があります。
ヘッダの枠の設定を作りたいとしたら、下記のような記述をします。
【HTML】<div id="header">コンテンツ内容</div>
【CSS】#header{ 設定内容 }
これにより、HTMLで書かれた『コンテンツ内容』の部分にはCSSに書かれている『#header』という設定名の設定内容が適用されます。
HTMLのほうから書いてもCSSのほうから書いても、自分がやりやすい順番で構いません。最終的に対応がとれていれば問題ありません。
2.設定が適用される範囲
HTML内では『div』の中にさらに『div』があって、その中に『p』があるといったように、ボックスや段落が多重構造になっているはずです。
設定されたスタイルは、その要素だけではなく、内包する要素全体にも適用されます。
例えば、サイト全体の基本フォントが決まっていれば、最上位である『body』を指定して設定を作成すれば、ページ内で常にそのフォントが適用されることになるわけです。
もちろん、内包されるこの要素にだけ違うフォントを適用したいというのであれば、その要素に設定するスタイルでフォント指定すれば独自に変えることが出来ます。
共通になるもの・ならないものを見極めるセンスが問われます。
3.ブラウザによる設定の有効・無効
CSSの設定として公表されている設定でも、ブラウザによって対応しているものとしていないものが存在します。
Chromeでは表示できているのにFirefoxでは変化がないといったケースはよくあります。デザインをしたからといって、必ず忠実に再現できるわけではないことを理解しておきましょう。場合によっては、当初のデザインや仕様を変える対応が必要です。
またブラウザによっては指定の仕方が違うといった設定も存在します。その場合は、必要な数だけ設定を複数記述することになります。
その作業に値しない内容であれば、仕様を見直しましょう。
CSSの使い方、効果範囲、ブラウザによる相違について触れました。バージョンが上がるにつれ、便利そうな設定も増えていきますが、ブラウザが対応していないと使えないということを必ず理解しておきましょう。
次回も、CSSについての情報の掲載を予定しています。
(2020/4/10)
CSSの基本1
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1.CSS
Cascading Style Sheets、カスケーディング・スタイル・シートの略です。
HTMLに書かれた各要素の表示についてのスタイル(見た目の指定)を1ファイルに記述し、HTMLからは独立させて各HTMLから参照させる形で作成することにより、同形式の要素の見た目を一括で変更することも可能にします。
これが仮に各HTML内に直接書いてしまっている場合、ヘッダの文字の大きさを少しだけ上げる場合でも、仮に100ページあれば100ヵ所を変更していくという少し気が遠くなる作業量になります。
1ページで完結するようなサイトであれば、絶対に外部ファイル化しなければならないとは言いませんが、殆どの場合は複数のHTMLで構成されますので、この方式には慣れておいたほうが良いでしょう。
2.IDとCLASS
cssのスタイルを組み込んでいる要素は『<div id="●●">』や『<div class="●●">』といった記述がされています。
IDはページ内での識別子的な意味合いも強く、同ページ内では1つの要素にしか付けられません。ヘッダやフッタなどは普通はページ内に1つしか存在しない為、IDで設定を作られている場合が多い要素です。
ただ、ヘッダだからといって『ID』で設定しなければならないわけではないので、アンカーリンクの飛び先に設定するといった特別な用途がなければ、ページ内で何度でも使用できる『CLASS』で設定を作成しても問題ありません。
3.CSSのエンコード
HTMLと同様にCSSにもエンコード(文字コード)による違いが存在します。
一番最初のところで明示(宣言)していないと自動解釈で全く意図しないエンコードで処理されてしまう場合があります。
大半が英数字で書かれたデータですが稀に、書いてあるスタイルが全く機能しなくなり、ページ全体がガタガタに崩れてしまうといったケースがあります。
ローカルでは大丈夫だったのにサーバに上げて後で確認したら大変なことになっていたということも有り得るので、エンコード指定は必ず行っておくようにします。
CSSが何なのか、基本的な部分だけご紹介しました。具体的な使い方に入る前に、意外と落とし穴になる基本的な所をしっかりおさえておきましょう。
次回も、CSSについての情報の掲載を予定しています。
(2020/3/10)
CMSの改ざん
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1.改ざん
管理者の意図とは関係なく、コンテンツの内容を書き換えてしまったり、覚えの無い不正プログラムを設置してしまうようなことが実際に行われています。
CMSによるサイトは特にターゲットになりやすく、その被害は数百万件と甚大です。
まったく無関係のサイトへリダイレクトさせる処理をページに挿入してしまったり、スパムメールを送信するのに利用されていたり、閲覧者をウイルス感染させてしまうもの等もあり、加害者に協力させられてしまっている場合もあり、被害は自分の所だけでは収まりません。
2.対応
CMSのシステムデータがやられてしまっている場合、設定ファイルやメインページを中心に不正なプログラムが書き加えられていたり、知らないプログラムや画像に見せかけたプログラムが大量に組み込まれています。一つ一つを消したり修正していくのはとても大変で、一番手っ取り早いのは全てを一旦まっさらにして再構築することです。ただ、もとの状態に復旧するだけのバックアップをとっているケースは非常に少なく、完全復旧は困難です。
たちの悪いことに部分的に対処しても、それを感知すると再度同じ状態に戻すような類も多いため、出来たとしてもあくまで暫定的なその場しのぎな対応になります。
再発の可能性は否めませんが、部分的な対応をするだけでなく、パスワード変更などを行い、リスクを軽減することは行っておきましょう。
3.サーバ動作のCMSが狙われやすい理由
CMSの狙われやすさには、その仕組み・データ構成が大きく関係しています。
CMS本体はフリーのものがメジャーであり、脆弱性も発見しやすい為、頻繁なバージョンアップが必要になります。このバージョンアップを行えば良いだけのように聞こえますが、それが行えない理由があることを攻撃者は理解しています。
CMSは単体では機能せず、サーバのプログラム・データベースを使用しています。まず、サーバ側のバージョンがCMSのバージョンに追いついていない場合はバージョンアップすれば動作しなくなるのでタイミングを決められない利用者が多いという実情があります。
それに加えてテンプレート・プラグイン・アドオンといったプログラム類も手軽に組み込める反面、提供者がCMSのバージョンに対応できるようにバージョンアップを行ってくれない限り、CMS本体のバージョンアップが行えない為、脆弱性をもった古いバージョンのままで使用し続けることになります。
CMSにはローカルでデータ更新してアップロードするものもあれば、全てをサーバ上で完結させるものもあります。主に改ざんターゲットになるのは後者です。
サーバ動作のCMSを使用すること自体の検討は勿論ですが、改ざんの被害にあった場合の為にバックアップや対処方法などを予め整理しておきましょう。
次回は、CSSについての情報の掲載を予定しています。
(2020/2/10)
アカウントの乗っ取り
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1.アカウントの乗っ取りとは
CMSやSNS、ショッピングサイトなどの利用では、利用時にログインする時にはIDやパスワードが必要になります。
この情報を何らかの方法で不正に取得し、本人以外がログイン・編集・情報発信・不正注文するようなこと全般がいわゆる『乗っ取り』と呼ばれています。
SNSではなりすましとして、本意でない発信を行われたり、無用な争いに巻き込まれたりする場合があります。ショッピングサイトでは、ログイン情報の書き換えや登録情報の取得、不正注文といった金銭的な実害をもたらします。
仕掛けてくるのは他国からの割合が高いと言われ、様々な悪質なパターンがあります。
  • ・送り先住所を変えて商品を実際に受け取って使用、売買してしまうケース
  • ・ショップと協力して大量注文することで売り上げの一部を受け取るケース
  • ・愉快犯的に単に迷惑行為を楽しむケース

気付くのが遅かった場合は、乗っ取りにあった被害者やクレジット会社に大きな被害があります。 被害に遭うまでは他人事のように感じますが、ネットが普及している現在誰もが、被害に遭う可能性があります。
2.まずは運営への連絡
一般的なSNSやショッピングサイトには『運営』する組織が存在します。乗っ取りに気づいた場合は、それ以降の不正利用がされないように、すぐに運営に連絡を入れましょう。
メジャーなショッピングサイトであれば24時間体制で電話対応なども行っています。
これにより、そのアカウントには一時的にロックがかかり、運営側での調査・対応が行われます。
不正利用が確認されれば、第三者による操作・注文といった不正利用が取り消されるのが通常です。
発見が遅れて、既に注文・受け取りが行われてしまっている場合でも、保険適用等の為にも運営への連絡は必須です。
3.セキュリティの見直し
ログイン情報の取得方法は、調査でも特定されない場合が多いですが、取得されてしまった被害者のセキュリティ設定は甘い場合がほとんどです。
分かりやすいパスワードや他の登録情報との使いまわしで設定してしまっている人が多いのが現状で、実際に乗っ取りの被害にあってから後悔するものです。
現在はIDとパスワードによる『1段階認証』のログイン方法にさらに、携帯電話などを介した『2段階認証』といった段階的なログイン方法が提供されています。
携帯電話による『2段階認証』の場合は携帯電話に送られる認証コードが無いと2段階目の認証が通らない為、仮にログイン情報が分かっても、携帯電話を持っている本人以外ではログインすることができない仕組みになっています。
ログイン時の手間は増えますが、悪意ある第三者にとっては非常に都合の悪い仕組みです。
今も漏洩や不正取得による被害数は増えており、対策としてとても有効と考えられています。
テレビでよく取り上げられるのは、情報漏洩によるアカウントの不正ログイン・不正利用ですが、漏洩がなくても何らかの方法で個人単位で取得・推測されてしまう場合も有ります。
特に金銭的な被害の可能性のあるショッピングサイトのログイン情報・方法については、より強固な方法を選択して最善の状態を保ちましょう。
次回は、CMSの改ざんについての情報の掲載を予定しています。
(2020/1/10)
アカウント情報の漏洩
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1.アカウント情報
CMSやSNS、ショッピングサイトを使用するには利用者として、サービス側に情報を登録する必要があります。名前・住所・電話番号・メールアドレス・クレジットカード情報といった個人情報を登録・提供することになります。これによりサービス側は利用者を特定したり、連絡や支払い請求などを行えます。
利用者は登録情報に紐づけされた管理機能・ページを使用して、情報発信やネットショッピングをすることが出来ます。
2.情報の漏洩
登録されたアカウント情報はサービス側のサーバに記録されています。
私たちにとって重要な個人情報になるわけですが、第3者に見られてしまう可能性があります。ハッキングによる意図的な侵入から、システムとしての欠陥による流出などが実際に起きています。
システムの仕様などにもよりますが、名前・住所・電話・メールアドレス、最悪な場合はクレジットカード情報の一部なども盗まれてしまいます。
登録時の項目として指定されていても、本名をフルネームで入れてしまうのか、どの項目までを入力するか、よく考えてから登録するような用心も大事です。
漏洩が発覚すると、一般的にはサービス停止等を経て改修が行われ、『対応が完了しました』という発表があり、アフターケア等も行われていきます。
問題なのは仕組み自体の改修が行われても、全てが解決されたわけではないということです。
改修の効果が期待できるのはそれ以降の漏洩についてであって、一旦漏洩してしまった情報の回収は実質不可能であり、この情報がいつまで誰にどのように悪用されるかは全く分からない為、不安は永久に無くならないのが現実です。
会員情報の漏洩が大きな問題として取り上げられるのは、それほど重大な事故だからです。
3.漏洩による代引き詐欺などの被害
サービスの仕様によっては、なりすましの偽アカウントの作成や不正な大量注文などにも及ぶ場合もあります。
今も問題となっている、身に覚えのない注文商品が代金引換で送りつけられてくる『代引き詐欺』もサービスの仕様としての欠陥も要因の一つとして考えられます。

  • ・『名前・住所』が同一で有っても何の確認も無しにアカウントが複数作れてしまう
  • ・『本人宛でなくても』代金引換で注文が出来てしまう
  • ・不正な注文でも誤って支払いが行われてしまった時点で特典が入ってしまう場合がある

上記のような、システムの抜け穴や配慮に欠ける仕様も原因になり得ます。
サービスによって、迷惑行為が多かったり少なかったりするのはこの仕様の違いが大きく影響しています。
代金引換という仕組み上、送り先の利用者は受取拒否すれば金銭的な被害は避けられますが配送業者からの再配達への断りのやりとりも何度も続けば大きなストレス・負担になるでしょう。
いずれにしても配送や返送にかかる料金はお店の負担になったりで、送り先かお店のどちらかが被害を被ることになります。
手軽に情報を発信出来るSNSやCMS、家に居ながらにして買い物ができるショッピングサイトも利用するために登録している情報は重要な個人情報です。漏洩の可能性・リスクを理解し、登録するサービスやその数、ログイン情報などには細心の注意をはらいましょう。
次回は、アカウントの乗っ取りについての情報の掲載を予定しています。
(2019/12/10)
社内ネットワークの障害
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1.社内ネットワーク
1本/契約しか与えられていない回線を皆で共有する為にハブと呼ばれる、通信を分配するようなイメージの機器で回線を枝分かれさせたような形で構築します。
こういった、特定領域で構築されたネットワーク環境はローカルエリアネットワーク『LAN』と呼ばれています。
ネット契約をした際にプロバイダから与えられるIPアドレスは『123.456.789.123』といったあまり意味や規則性の無さそうな値でグローバルIPと呼ばれるものです。これは全世界で通信経路を一意に特定する値の為、重複は許されません。
一方LAN内で自分が使用している機器のIPアドレスを確認すると『192.168.x.x』といった値になっています。これは前述のグローバルIPとは異なり、『そのLAN内での経路を特定する為だけ』に割り振った値で、同一LAN内でだけ重複が許されません。
2.障害原因の切り分け
インターネットを使用していれば何らかの障害は経験することになるでしょう。
職場であればドメインメールを使用している場合も多いため、障害が起きた際は、インターネット使用で必須となる『プロバイダ』や『通信機器』に加えて、『レンタルサーバ会社』なども障害を起こす要因になり、すぐには原因を特定できません。
いきなりルータを触るといった行動に移す前に『何処で』『何が』起きているのか、原因をきちんと確認してから行動に移さなければなりません。少なくとも下記のようなことがどうなっているのか確認します。

  • ・Web閲覧
  • ・メール
  • ・ファイルサーバや社内システムへのアクセス
  • ・自分以外の機器の状態

例1.Web閲覧は出来るがメールが送受信できない
Web閲覧が出来ている段階で、ネット自体の問題ではない事は確実です。
メールサーバなのか自分の機器の設定やアプリケーションの問題を疑って調べるのが妥当です。
場合によっては再設定してみるのも良いでしょう。
例2.Web閲覧やメールは使えるが、ファイルサーバや社内システムに繋がらない
自分の機器とファイルサーバ・社内システムを繋ぐハブや回線、社内システムの設定があやしいと考えるの自然です。問題が起きていない人が居ればその人の周辺のハブや回線は原因から除外できるはずです。異常が起きている自分の環境と、正常な人の環境を比較して、『相違部分』に原因が潜んでいると考えると良いでしょう。
例3.自社ドメインのサイトに繋がらない、メールが使用できない
Web閲覧や社内機器のアクセスが出来るのであれば、Web用のレンタルサーバで障害が起きている可能性があります。障害情報を調べたり、問い合わせをかけてみるなど、原因を確認出来たら、指示に従うか復旧を待ちます。どうしてもメールを使用する必要があるなら、Gmailなどのフリーメールのアドレスを取得して使用する等の暫定対応も考えられます。
突然のネット障害では焦ってしまうかも知れませんが、焦っているだけでは解決できないどころか不要な作業をした結果、悪化をまねく場合もあります。原因について正常に動いている部分は除外し、徐々に絞り込んでいくことで必要な対処方法を決めて実行しなければなりません。
設定を変えたり繋ぎ方を変える際にも、正常だった状態の情報を保持しておいて、元にも戻せるように必ず保険をかけておきましょう。
次回は、アカウント情報の漏洩についての情報の掲載を予定しています。
(2019/10/10)
SSLの導入
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1.SSLとは
SSL(Secure Sockets Layer)は、通信データを暗号化し、送受信させる仕組みです。インターネット上で送受信される個人情報が仮に取得されてもそのままでは内容を読み取れないように、鍵情報により情報を『暗号化』します。サーバ側が持つ鍵情報(公開鍵・秘密鍵)と利用者側が生成する鍵情報(共通鍵)により、暗号化と復号化(暗号化された情報をもとの状態に戻す処理)が行われるため、当事者以外は途中の情報を取得しても内容を判別できません。
SSLには、証明される範囲や契約形態が異なるいくつかの種類が存在します。
サーバに合うものを選ぶかSSLに合うサーバへの移転なども検討することになります。
2.導入するには
まずは申し込みを行います。Webサーバを利用中であれば大抵の場合は、サーバ会社経由で行うことができます。ここから申し込めるということは稼働も保障されていることになります。独自に探すよりは確実で安全でしょう。
申し込みが済むといくつかの承認などの手続きを行った後、SSLの証明書が発行されます。証明書は発行されただけでは機能しておらず、サーバへの設置(インストール)が行われると稼働を開始します。
サーバ会社によって、自身でのインストールを基本としている所もあれば、代行を基本としている所もありますので確認して進めましょう。
3.導入するメリット
以前は安心感から、売り上げ等に繋がるということもありましたが、現在はメリットがあるというよりは導入していない場合のハンデが増えていっているのが実情です。
ショッピングサイトの利用者も増え、SSLはあって当たり前であり、無い所で買い物はしないのが常識です。また、検索サイトでもSSL対応していないサイトはマイナス評価されたり、ブラウザによっては『危険なサイト』であることを明示するようになってきています。
アクセス数はもとより売り上げへの影響もとても大きなものになります。
以前はSSLは個人情報を入力するページだけで機能していれば良いという風潮がありましたが、今や『常時SSL』がスタンダードとなってきています。競合他社とのハンデを作らないよう、積極的に取り組んでいきましょう。
また、導入後は更新漏れによる失効、接続障害などもありがちなので、管理の方も徹底しましょう。
次回は、社内ネットワークの障害についての情報の掲載を予定しています。
(2019/9/10)
文字化け
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1.文字化けとは
テキストが意味不明な文字・記号だらけで全く読めないサイトに出会うことがあります。
これがいわゆる文字化けしたサイトです。見ている側の設定による場合もありますが、基本的にはサイトデータの文字コードが原因です。
2.文字コード
サイトやPCで入力したり、表示されている文字は一文字一文字が一種のグラフィックデータです。裏側では、このデータをコンピュータが理解できる英数値で管理し、選択しているフォントと指定する文字コードによって、その見た目を変えているわけです。
同じ『あ』という文字でもフォントによっては文字コードが異なる場合があります。
対象となる文字が一致していればそれを表示しますが、そうでない場合は人間が判読できないような文字列を表示してしまいます。
3.文字化けしないためには
ページのHTMLにはエンコード(文字コード)を指定できる部分があります。ここに正しいコードを指定します。サーバ仕様によっては特定のエンコード固定といった場合が稀にあります。
それに気づかずにメジャーなエンコード指定をしてしまうと、ローカルで作成していた時やテスト環境では正常に表示していたのに本番環境にアップしてみたら、全ての文字が化けてしまって大事故になります。あまりないことではありますが、一応サーバの仕様はチェックしておきましょう。
サイトに限らず、メール等でも同様の現象が起きる場合があります。
そんな時はエンコード(文字コード)のことを思い出して、設定箇所を見つけ出して設定してみましょう。読めなかった文章が読めるようになるかも知れません。
次回は、SSLの導入についての情報の掲載を予定しています。
(2019/8/8)
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